食物繊維が便秘の解消に有効な理由とは

食物繊維が便秘の解消に有効な理由とは

便秘の解消のために良く行われるのが食生活の改善です。

なかでも食物繊維を多くとることが推奨されることがほとんどですが、
そもそもなぜ食物繊維は便秘の解消に良いとされているのでしょうか。

食べ物の中に含まれているたんぱく質や脂質、糖質(炭水化物)などの栄養素は、
胃や小腸を通るときに、ほぼ完全に吸収されます。
しかし、炭水化物のうちの食物繊維だけは消化されないまま大腸へと送られていくのです。
いわば便の材料になる成分といっても良いでしょう。

もしも食物繊維をとらないままになると材料不足の為になかなか便はできません。
排泄までの時間も長くかかることになります。
それでもなお腸は残ったものから水分をしぼりとろうとして律義に働き続けるのです。
その結果、便は水分の少ない硬いものになり便秘になってしまうのです。
この逆で食物繊維の多い食品をたっぷりとれば、
便の量は増えて大腸を刺激することになります。
蠕動運動も活発になり、排便がスムーズに行われるようになるのです。

それでは、いかに便秘の解消に食物繊維が大切か具体的にわかったところで、
食事でより効果的に食物繊維を摂取することについて考えていきましょう。

食物繊維というと、ごぼうやセロリなどの筋の多い野菜類を想い浮かべがちですが、
実は野菜類で食物繊維を豊富に含むものは意外に少ないのです。
相当の量を食べなければ、野菜だけで食物繊維をとるのは難しいでしょう。
栄養バランスを考えたとき野菜の1日の摂取量は300~400グラムが理想です。

しかし、これを生野菜でとろうとすると、
サラダボウルに山盛りにしてもせいぜい50グラム程度にしかなりません。
野菜を多く取るためには炒めたり煮たりするとカサも減り
食物繊維もたっぷり摂取することができるでしょう。